研究課題/領域番号 |
19K15416
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分28050:ナノマイクロシステム関連
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
竹原 宏明 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 講師 (60723088)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | マイクロニードル / 生体吸収性ポリマー / バイオデバイス / 埋め込みデバイス / 生体吸収性材料 |
研究開始時の研究の概要 |
少子高齢化により増大し続ける医療コストは、喫緊に解決すべき社会的課題です。糖尿病患者の血糖モニター検査や妊娠検査等の普及に見られるように、Point of Care Testing (POCT)の概念に基づく診断機器及び診断薬の開発が進められています。本研究では、極力負担を感じない方法により体内情報を計測する技術を開発し、慢性疾患で必要となる恒常的な検査・治療を伴う疾患管理や、疾患を未然に防ぐための日常的な予防としての予防診断への応用を目指します。
|
研究成果の概要 |
本研究では、極力負担を感じない方法により体内情報を計測する技術の実現を目指し、低侵襲生体計測デバイスシステムの研究を実施した。低侵襲生体計測用デバイスの製造プロセスとして、材料工学的アプローチにより高分子材料の高次構造を制御した精密成型加工プロセスを開発した。当該プロセスを用いてPoly(L-lactide) (PLLA)材料製マイクロニードルを試作するとともに、皮膚生体組織中に血管構造を埋設した血管-皮膚生体組織ファントムモデルを用いて計測機能を評価し、安全性に優れる医療用計測デバイスとしての有用性を確認した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
少子高齢化により増大し続ける医療コストは喫緊に解決すべき社会的課題となっており、Point of Care Testing (POCT)の概念に基づく小型診断機器の重要性が高まっている。本研究で得られた成果は、患者個人レベルでの精密な医療や超早期診断といった医療技術へ貢献する新たな小型診断機器の実現に繋がるものであると期待する。
|