研究課題/領域番号 |
19K15535
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分33010:構造有機化学および物理有機化学関連
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研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
矢崎 晃平 山梨大学, 大学院総合研究部, 助教 (90800813)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | MOF / polyMOF / 側鎖型ポリマー配位子法 / ダブルカプセル / ホスト分子 / 分子内包 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、2つのナノ空間を持つホスト分子を用いたキラル分子の内包と、構造変化によるキラル分子の認識・分離を目的とする。これまで生体内での分子認識を模倣して、様々な形状のホスト分子が報告されてきたが、既報のホスト分子は1つの空間しか有していない。それに対して、本研究では2つのナノ空間を持つホスト分子を合成し、ホスト分子のねじれに起因する分子構造情報の伝達を利用して、キラル分子の認識を目指す。
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研究実績の概要 |
概要:本研究では、2つのナノ空間を持つホスト分子を用いたキラル分子の内包と、構造変化によるキラル分子の認識・分離を目的とする。これまで生体内での分子認識を模倣して、様々な形状のホスト分子が報告されてきたが、既報のホスト分子は1つの空間しか有していない。それに対して、本研究では複数の空間を持つ物質としてMOFに着目し、MOFとポリマーを組み合わせたpolyMOFの構築手法の開拓に成功した。本年度では、昨年度に開発した側鎖型ポリマー配位子法( side-chain ligand polymer approach)に立脚した拡張型polyMOFの構築を行った。具体的には、ビフェニルジカルボン酸(BPC)部位を側鎖に有するポリマー配位子を合成した。次に、BPCポリマー配位子とZn(NO3)2をDMF中で混合し、100℃で加熱することで拡張型polyMOFの合成に成功した。また、昨年度合成したベンゼンジカルボン酸部位を有するモノマーと共重合を行い、側鎖型co-polyMOFの構築にも挑戦したが、研究期間の制限からMOFの構築条件の最適化に至らなかった。 以上本研究では、研究代表者が開発した側鎖型ポリマー配位子法をビフェニルジカルボン酸(BPC)に適用することで拡張型polyMOFの構築を達成した。
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