研究課題/領域番号 |
19K15604
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分34020:分析化学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 |
研究代表者 |
原賀 智子 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構, 原子力科学研究部門 原子力科学研究所 バックエンド技術部, 研究主幹 (80715227)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | キャピラリー電気泳動法 / ポリアクリルアミドゲル電気泳動法 / アクチノイドイオン / 放射性ストロンチウムイオン / 高感度検出-精密分離回収 / 簡易・迅速スクリーニング / 蛍光プローブ / 化学ライブラリー / 精密分離-超高感度検出-回収 / キャピラリー電気泳動 / ポリアクリルアミドゲル電気泳動 / アクチノイド / 放射性ストロンチウム / 精密分離-超高感度検出 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、放射性試料中のアクチノイド(An)および放射性Srに対する安全な分析法を構築するため、キャピラリー電気泳動法(CE)やポリアクリルアミドゲル電気泳動法(PAGE)などの電気泳動分離場を利用した精密分離-超高感度検出-回収法を確立することを目的とする。本法に必要なCEやPAGEで機能する蛍光プローブを開発するため、これまでになかったNpイオンやSr2+と解離不活性な錯体を形成する最適な配位骨格を探索するとともに、完全分離が困難であったAm3+、Cm3+の単離を実現するための精密分離回収技術を開発する。これにより、高放射線量の試料に対する新しい分析法の構築を目指す。
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研究成果の概要 |
放射性試料中のアクチノイド及び放射性ストロンチウムに対する安全な分析法を構築するため、簡易な分析システムであるキャピラリー電気泳動法(CE)やポリアクリルアミドゲル電気泳動法(PAGE)などの電気泳動分離場を基盤とする精密分離-超高感度検出-回収法を開発した。超高感度検出に必要なCEやPAGEで機能する蛍光性試薬(蛍光プローブ)の開発において、これまでになかったネプツニウムイオン及びストロンチウムイオン検出用蛍光プローブを開発するとともに、放射性試料の分析に適用可能な精密分離回収法の開発に成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
福島第一原子力発電所の事故以降、放射性物質に対する分析ニーズが高まる中で、本研究成果は、放射性試料中のアクチノイド及び放射性ストロンチウムに対する安全・簡易・迅速な新しい分析法の基盤となる技術を提供するものである。本研究では、電気泳動分離場で機能するネプツニウムイオン及びストロンチウムイオン検出用蛍光プローブを開発するとともに、従来技術では困難であった精密分離回収法の開発に成功した。本研究において開発した精密分離回収法は、当初目的とした放射性試料のほか、DNAアプタマーなどの診断薬や治療薬としての応用が期待されている物質にも適用可能であることを実証し、幅広い分野への応用が期待できる。
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