研究課題/領域番号 |
19K15656
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分36010:無機物質および無機材料化学関連
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
山本 瑛祐 名古屋大学, 未来材料・システム研究所, 助教 (60827781)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | ナノシート / 貴金属 / 導電性 / 金属 / 酸化物 / 金属ナノシート / 界面活性剤結晶 / 金 / 亜鉛 |
研究開始時の研究の概要 |
ナノシートは、特異な2次元ナノ構造に起因する高い比表面積や、面内方向の高伝導性、電極反応の高速性などを有し、最も注目される材料群である。中でも、金属や金属酸化物ナノシートはグラフェンには無い様々な機能を有する魅力的な伝導性材料になりうる。研究代表者は単層ナノシートをボトムアップ合成する手法を独自に開発しており、従来の層状化合物の剥離手法の適応が困難な材料のナノシート化に成功している。本研究では、この手法を高い導電性を発現することが期待される金属や導電性酸化物に適応し、単層ナノシート化を狙う。これにより、グラフェンには無い機能を有する導電性ナノシートを創出し、ナノシートの新しい潮流を生み出す。
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研究成果の概要 |
ナノシートは特異な二次元ナノ構造に起因する高い比表面積や、面内方向の高伝導性、電極反応の高速性などを有し、最も注目される材料群の一つである。中でも、金属や金属酸化物ナノシートはグラフェンには無い様々な機能を有する魅力的な導電性材料になりうる。本研究では、高い導電性を発言することが期待される金属PtやAu、導電性酸化物の単層ナノシート化を狙った。本研究を通じて、固体結晶相の界面活性剤を利用した金属ナノシートの新しい合成アプローチを確立し、原子数個分厚みのナノシートを合成するための筋道をつけた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
最近のスマートフォンなどを筆頭とした電子機器の小型化などを鑑みて、導電性材料自体の機能はそのままに、薄く、小さくする、というのは高性能な製品を生み出していくために必要な技術となります。本研究では、原子数個分という極限の厚みまで薄くした材料である「ナノシート」に着目して、金などの電気を流す物質を極限まで薄くしたナノシート化する方法を確立しました。
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