研究課題/領域番号 |
19K15669
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分36020:エネルギー関連化学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
田 日 名古屋大学, 未来社会創造機構, 招へい教員 (00807563)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | カーボンナノチューブ / ペロブスカイト太陽電池 / フラーレン / 有機薄膜太陽電池 / シリコン太陽電池 / Perovskite solar cells / Carbon Nanotube / Carbon Paste / Fullerene |
研究開始時の研究の概要 |
I propose replacing the carbon-paste by carbon nanotubes in the mesoporous perovskite system. The aerosol-synthesised carbon nanotube films are a better choice than the carbon-paste as they are low-temperature processable and has intrinsic charge selective ability, which translate to higher efficiency. In order to enhance the efficiency and stability even further, I plan to apply a novel Li@C60TFSI dopant-added hole-transporting materials which can function as antioxidants for the devices.
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研究成果の概要 |
有機系太陽電池におけるカーボンナノチューブの使用範囲をさらに拡大した.フラーレン誘導体による機能化,リチウムイオン内包フラーレンによるカーボンナノチューブの機能化を行い,20%を越えるエネルギー変換効率を示すペロブスカイト太陽電池を作製した.二層カーボンナノチューブのフィルムも初めて太陽電池の透明電極として用いることができた.また,Nafionをドーパントとして使用し,従来の金属電極の代わりに金属カーボンナノチューブをシリコン光起電太陽電池に適用することにも成功した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
カーボンナノチューブ薄膜を透明電極,あるいは金属電極の代わりの裏面電極とすることで,将来的に金属の使用をより低減した有機系太陽電池が構築できる.インジウムスズ酸化物透明電極や金・銀などの裏面電極は高価であり,有機系太陽電池のコストの半分程度を占めるが,この電極部分をカーボンナノチューブで置き換えることにより,コスト優位性が高い太陽電池が実現する.
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