研究課題/領域番号 |
19K15727
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分38020:応用微生物学関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
河野 祐介 筑波大学, 生命環境系, 助教 (40558029)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 生体硫黄分子 / 硫黄代謝 / 硫黄 / 酸化還元 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、生体の酸化還元システムに深く関わり、全生物に必須の元素である「硫黄」に着目し、従来は困難とされる「“新規”の生体硫黄化合物、特に抗酸化性能を備えるチオール化合物(R-SH)の発見・同定とその特性解析」に挑む。その探索対象としては、光合成由来の「還元力(エネルギー)」を生産・供給する微生物の「藻類」が有望と考えた。当課題の推進には、一般的には困難な「硫黄代謝物種の一斉解析」を可能にしている「サルファーインデックス解析」をコア技術としてその優位性を活かす。以上、「硫黄生物学」の切り口から、「代謝機能」や「酸化還元システム」に対して、より拡張的で包括的な形の学術的理解の刷新を図る。
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研究成果の概要 |
本研究では、生体の酸化還元システムに深く関わり、全生物に必須の元素である「硫黄」に着目した。そして、従来は困難とされる“新規”の生体硫黄化合物(特に抗酸化性能を備えるチオール化合物)の発見・同定と特性解析」に取り組んだ。探索対象は、地球生命系の「生産者」として光合成由来の「還元力(エネルギー)」を生産・供給する微生物である「藻類」(ユーグレナ)とした。当課題の推進には、一般的には困難な「硫黄代謝物種の一斉解析」を可能にしている「サルファーインデックス解析」をベース技術とした。その結果、単離精製には至らなかったが、藻類の新規硫黄化合物の候補を絞り込んだ。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
当研究成果で得られる新規知見により、重要性が高まる「硫黄生物学」の切り口から、「代謝機能」や「酸化還元システム」に対して、より拡張的で包括的な形の学術的理解の刷新を図れる。同時に、国民社会・経済産業的に有益な「新規の抗酸化機能性分子素材」としての潜在価値の評価が可能となる。
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