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高付加価値化を目指した紫黒米アントシアニンの一括分析法と栽培指針の確立

研究課題

研究課題/領域番号 19K15798
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分38050:食品科学関連
研究機関龍谷大学

研究代表者

山本 涼平  龍谷大学, 農学部, 実験助手 (70767540)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
キーワード紫黒米 / アントシアニン / プロファイリング / 環境条件 / 年次間差異 / HPLC / 抗酸化活性 / 品種特性
研究開始時の研究の概要

アントシアニンを豊富に含む紫黒米は健康食品として広く認識されているが、アントシアニンは環境条件によって含有量が大きく変化し、品種によってもその組成は大きく異なる。したがって、紫黒米の高付加価値化を目指すためには、品種ごとの正確な組成データとそれに裏付けられた栽培指針の確立が不可欠である。
そこで本研究では、紫黒米に含まれる約20種類のアントシアニンを一括して正確に定量できるHPLC分析法を新たに確立し、アントシアニン組成のプロファイリングを行う。そして、環境条件に対する品種別の特性を明らかにし、それぞれの栽培指針を設定することで、アントシアニンに着目した紫黒米の栽培と利活用の拡大につなげる。

研究成果の概要

2018年から2021年に栽培した紫黒米40品種のアントシアニンを定量したところ、ほとんどの品種で2-4倍の年次間差が生じたが、その中で“紫黒苑”など、安定して高いアントシアニン含量を有する品種が確認された。一方で人工気象室でのポット栽培では、30度の高温下でアントシアニン含量が大きく低下するなど室温の影響が表れたが、水田では気温との関連は認められなかった。したがって、水田における紫黒米の色素発現は、日中の気温よりもむしろ水温や地温など他の要因が強く影響していると考えられた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、2018年から2021年に栽培した紫黒米40品種のアントシアニン量を定量し、年次間差異などをまとめるとともに、人口気象室内でのポット試験において施肥や光条件との関連性を考察したものである。これまでに、国内で栽培されている紫黒米のアントシアニン量を多品種かつ複数年にわたって網羅的に解析した例はなく、本研究成果は、紫黒米の安定生産のための品種選択や栽培指針の設定を行う上での一助となることが期待される。

報告書

(6件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 有色米における炊飯後の色素成分および抗酸化活性の変化2022

    • 著者名/発表者名
      山本涼平、妹尾拓司、猪谷富雄
    • 学会等名
      日本農芸化学会関西支部2022 年度支部大会(第522回講演会)
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2025-01-30  

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