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多汁性と食感が特徴的な水ナスを用いたテクスチャーに関わる遺伝的・物理的要因の研究

研究課題

研究課題/領域番号 19K15838
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分39030:園芸科学関連
研究機関地方独立行政法人大阪府立環境農林水産総合研究所(環境研究部、食と農の研究部及び水産研究部)

研究代表者

瀬上 修平  地方独立行政法人大阪府立環境農林水産総合研究所(環境研究部、食と農の研究部及び水産研究部), その他部局等, 研究員 (10781156)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
キーワードナス / 水ナス / 果実形質 / 遺伝学 / テクスチャ / 果肉
研究開始時の研究の概要

一般的なナスにはない果実の多汁性と歯切れの良い食感を併せ持つ大阪の地域特産野菜「水ナス」を研究素材とし、ナスの食感に関わる組織・細胞構造および成分組成と、その形質を決定する遺伝子領域を明らかにすることで、新たな品種の育成等に貢献することを目指している。

研究成果の概要

多汁性で歯切れの良い食感が特徴の水ナスに注目し、その果実特性に関する知見を得るため、雑種後代を材料に研究を行った。F2世代を用いた遺伝解析の結果、多汁性、果肉・果皮の硬さ、果実比重に関わる単一または複数の遺伝子座を同定した。特に第9染色体の遺伝子座はすべての形質で検出され、重要な遺伝子座であると考えられた。さらに詳細な遺伝解析により、その遺伝座の候補領域を約1.4Mbとした。食感については、F3世代の解析により、F2で見出した遺伝子座に加えて、その他新たな遺伝子座の関わりが考えられた。果肉の細胞構造と多汁性、他品種よりも水ナスで多いとされていたアルギニン含量と多汁性の相関は見出せなかった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

ナスにおいて、食味にも深く関わる多汁性をはじめとした果実特性を決定する遺伝子座の特定は、これまでにない成果であり、学術的に重要な成果である。また、水ナスの品種育成やナスの果実物性を育種的に改良する際に、本研究成果で得られた知見が利用でき、社会的な意義も大きい。

報告書

(3件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2021 2020

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 水ナスの果実特性に関する遺伝解析2021

    • 著者名/発表者名
      瀬上修平、宮武宏治
    • 学会等名
      園芸学会令和3年度春季大会
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [学会発表] 雑種後代を用いた水ナス果実特性の解析2020

    • 著者名/発表者名
      瀬上修平、齊藤猛雄、宮武宏治
    • 学会等名
      園芸学会令和2年度春季大会
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2022-01-27  

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