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音響手法を用いた北海道噴火湾近海におけるソウハチの移動と分布の解明

研究課題

研究課題/領域番号 19K15891
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分40030:水圏生産科学関連
研究機関北海道大学

研究代表者

長谷川 浩平  北海道大学, 水産科学研究院, 助教 (30826558)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
キーワードソウハチ / スケトウダラ / 資源分布 / 計量魚群探知機 / 噴火湾 / スケトウダラ稚魚 / 動物プランクトン / バイオテレメトリー
研究開始時の研究の概要

春季の北海道南部の噴火湾近海で見られるソウハチによるスケトウダラ稚魚の捕食は、将来のスケトウダラ資源量に影響していると考えられる。そのため、ソウハチによる捕食圧の評価が可能になれば、スケトウダラ資源管理において貴重な資料となる。これを調べるためには、ソウハチ魚群が当該海域にどのように分布しているか、また、ソウハチがどのような行動パターンを持っているかを解明する必要がある。本研究では、計量魚群探知機を用いてソウハチの分布を調べると同時に、超音波発信器や標識タグを用いて個体の移動を調べ、ソウハチが索餌を行う時間や範囲を明らかにする。

研究成果の概要

春季の北海道南部の噴火湾において,カレイの一種であるソウハチのスケトウダラ稚魚に対する捕食圧を評価する方法として,本海域における両種の資源分布の推移を調べることで,両種がどの時期にどの程度の規模で遭遇しているかを推測した。本研究では,本海域で両種が確認できる4月から6月にかけて調査を実施し,4月に噴火湾内の北側で両種ともに多くの資源が分布していることが確認できた。そして,5月から6月にかけて,両種の分布の重なりが小さくなっていったことから,この時期のソウハチによるスケトウダラ稚魚に対する捕食行動は,4月にピークを迎えることが予測できた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究で対象としたソウハチやスケトウダラは,水産資源として重要な魚種である。これらの生物の被食・捕食の作用に関する知見は,それぞれの生物の資源量に直接関わる事から重要な指標となる。本研究では,両種がどれほどの規模で遭遇するかによって捕食の程度に影響すると考え,音響的手法を用いて両種の資源分布を調査した。本研究で得られた結果から,いつ,どの程度の捕食が行われたかを推測できるようになれば,両種の資源管理を行う上でも重要な指標となると考えられる。

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2022 2021

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] In situ broadband acoustic measurements of age-0 walleye pollock and pointhead flounder in Funka Bay, Hokkaido, Japan2021

    • 著者名/発表者名
      Hasegawa Kohei、Yan Naizheng、Mukai Tohru
    • 雑誌名

      Journal of Marine Science and Technology

      巻: 29 号: 2 ページ: 135-145

    • DOI

      10.51400/2709-6998.1076

    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 計量魚群探知機を用いた噴火湾周辺海域における動物プランクトン,スケトウダラ稚魚,ソウハチの生物分布量推定2022

    • 著者名/発表者名
      趙俊,閻乃筝,長谷川浩平,福田美亮,向井徹
    • 学会等名
      令和4年度日本水産学会春季大会
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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