研究課題/領域番号 |
19K15964
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分42010:動物生産科学関連
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研究機関 | 宮崎大学 |
研究代表者 |
佐々木 羊介 宮崎大学, 農学部, 准教授 (60704674)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 養豚 / ビッグデータ / 疫学 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は「養豚生産記録のビッグデータを活用して、異常事態を早期に検出するシステムを開発すること」を目的とする。複数の養豚生産農場50農場から生産情報を収集し、疫学データベースを構築する。そのデータベースを用いて、異常事態の発生に寄与する特徴量を抽出し、得られた特徴量を用いて、人工知能を用いた機械学習を中心とした疫学解析を実施し、異常事態の発生を検出するためのアルゴリズムを開発する。
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研究成果の概要 |
本研究では養豚生産記録のビッグデータを活用して、異常事態を早期に検出するシステムを開発することを目的として、養豚生産記録を活用した様々な分析を実施した。分析結果より、豚流行性下痢や豚熱の発生が農場の生産性や養豚生産活動に及ぼす影響を明らかにすることができた。また養豚生産農場における繁殖成績および肥育成績の長期的な繁殖成績および肥育成績の経時的変化を明らかにし、里子処置が離乳時成績および離乳後成績に対して負の影響を与えないことを明らかにした。さらに分娩舎および離乳舎におけるオールイン・オールアウト実施の可否を判定するツールの開発や母豚の群構成の情報を活用した生産性分析の手法を確立した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本は養豚農場の密集地帯が多く、疾病の侵入リスクが比較的高いという欠点を抱えているため、生産性向上のためには、高い衛生状態を保ち、疾病の発生を防除すること、そして、疾病が発生した際にはその発生を早期に検出し、対策することが必須である。本研究では、養豚生産記録のビッグデータを活用して、異常事態を早期に検出するシステムを開発することを目的として、養豚生産記録を活用した様々な分析を実施し、そのシステムを構築することができた。
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