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Wnt阻害因子を用いた椎間板変性に対する予防的治療の樹立

研究課題

研究課題/領域番号 19K15998
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分42020:獣医学関連
研究機関岐阜大学

研究代表者

岩田 宗峻  岐阜大学, 応用生物科学部, 助教 (30815626)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワード椎間板髄核変性 / 椎間板ヘルニア / 軟骨異栄養性犬種 / Wnt inhibitory factor / β-catenin / Wif-1 / Wnt阻害因子 / 椎間板変性
研究開始時の研究の概要

申請者はこれまでに、軟骨異栄養性犬種(CDB: Chondrodystrophic Breeds)の椎間板髄核変性にWnt/β-catenin signal pathwayの活性化と、WntのアンタゴニストであるWnt阻害因子の発現が関連することを見出した。本研究ではCDBを自然発生型の椎間板変性モデル動物と位置付け、Wnt阻害因子を用いた椎間板ヘルニアに対する予防的治療の樹立を目指すための、研究基盤を確立する。

研究成果の概要

椎間板髄核の変性は、疼痛や運動機能障害の原因となり生活の質を低下させる要因となる。ダックスフンドやビーグル犬などに代表される軟骨異栄養性犬種では、若くして脊索細胞が消失し、軟骨細胞様細胞に置き換わる。この点がヒトの椎間板髄核と類似していることから、椎間板髄核変性の研究におけるモデル動物として認識されている。しかしながら髄核変性の病態については不明な点が多い。我々は以前に、軟骨異栄養性犬種の逸脱髄核においてWnt inhibitory factor-1(Wif-1)のmRNA発現が低下することを確認した。本研究では逸脱髄核においてWif-1タンパクの発現が低下する傾向にあることを見出した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究により、軟骨異栄養性犬種の椎間板髄核組織においてWif-1タンパクが発現し、さらに変性に関与している可能性が示唆された。このことは、椎間板変性に対する予防的治療の開発への最初の手掛かりになったと考える。ただし、本研究ではサンプル数や抗原抗体反応の結果に課題を残したため、より精度の高い解析を実施する必要がある。

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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