研究課題/領域番号 |
19K16019
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分42040:実験動物学関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
村田 知弥 筑波大学, 医学医療系, 助教 (60713485)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | タンパク質間相互作用 / in vivo BioID / ビオチン餌 / ノックインマウス / BMAL1 |
研究開始時の研究の概要 |
生体においてタンパク質は、様々なタンパク質と相互作用することにより、細胞・組織機能を調和的に制御している。古くから培養細胞レベルでのタンパク質間相互作用の網羅的解析(=インタラクトーム解析)は行われているが、生体組織 (in vivo) においては技術的な問題が多く存在し、成功例は少ない。本研究では、近年開発された「近位依存性ビオチンラベリング (BioID) 」と呼ばれる手法を用い、マウス組織におけるインタラクトーム解析技術を確立し、多くの研究者が利用可能なマウスモデルを作製する。
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研究成果の概要 |
生体内においてタンパク質は多様なタンパク質と相互作用して、細胞・組織機能を綿密に制御している。本研究では生体内タンパク質間相互作用を直接かつ網羅的に解析可能な新規マウスモデル(in vivo BioID)を開発し、その技術基盤の確立を行った。その結果、反復注射や化学溶媒を使用せずマウスへのストレスを軽減し、高効率に相互作用因子のビオチン化を可能とする新たなビオチンの投与法を樹立した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
in vivo BioIDは基礎生物学、分子生物学、医学など多岐にわたる分野で活用が見込まれる強力な研究ツールであり、本研究成果はin vivo BioIDの基盤となる新規ビオチン化誘導法を報告したものである。また、in vivo BioIDは各種組織における利用例が少ない状況であったが、脳や心臓、肝臓、精巣など幅広い組織で活用可能であることを示した。
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