研究課題/領域番号 |
19K16027
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分42040:実験動物学関連
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
シャウキ ホッサム 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 助教 (70829738)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 精子形成 / 腎足細胞 / 大Maf群転写因子 / タンパク尿 / Large Maf / Transcription factor / Spermatogenesis / Testis / Mafb / Transcriptions Factor / spermatogenesis / transcription factor / spermatogonial stem cell |
研究開始時の研究の概要 |
We will examine whether MAFB transcription factor is the direct target of retinoic acid using a conditional deletion mouse of MAFB in testes. We also found that c-MAF gene is also expressed in Sertoli cells. In the second year, we are planning to generate sertoli-cell specific MAFB/c-MAF double cKO to clarify the retinoic acid signaling pathway in spermatogenesis initiation and rescue the phenomena of azoospermia.
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研究成果の概要 |
ビタミンAは、精原細胞や有足細胞を含むさまざまな細胞分化の重要な調節因子であるレチノイン酸(RA)に合成されます。本研究では、RAの新しいターゲットとしてMafBとcMafを同定しました。 RAは、MafBとc-Mafを直接制御し、特に、培養セルトリ細胞と有足細胞でそれらの発現を誘導することを確認しました。 一方で、MafBとc-Mafの二重欠損マウスは尿中タンパク量が増加し、糸球体RNA-seq解析により、スリット膜関連タンパク質(Magi2)と有足細胞特異的転写因子(Tcf21)のダウンレギュレーションを明らかにしました。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
レチノイン酸シグナルは、全身で多彩な役割を果たしており、その標的遺伝子を含むカスケードの全貌を明らかにすることは、脳神経疾患や各種悪性腫瘍の予防や治療に大きな貢献をすると期待される。本研究では、精子形成および腎臓足細胞におけるシグナルの下流遺伝子と生理的役割を同定しており、この分野における更なる発展が期待できる。
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