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アイソレーターを使用しないSCIDブタ長期管理技術の開発

研究課題

研究課題/領域番号 19K16028
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分42040:実験動物学関連
研究機関自治医科大学

研究代表者

原 弘真  自治医科大学, 医学部, 講師 (50751244)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワードSCIDブタ / 無菌飼育 / アイソレーター / 微生物管理 / 感染症予防 / 免疫不全モデル / ブタ / 免疫不全 / 感染症 / 無菌
研究開始時の研究の概要

近年、マウスと比べてよりヒトに近い特徴を持つ、「ブタ」の免疫不全モデルが強く求められている。これまでに申請者らは、重症複合免疫不全症(SCID)ブタを作出し、さらにSCIDブタの無菌管理技術を確立することで、その長期フォローアップを可能にした。一方、アイソレーターを使用する無菌飼育下では、大掛かりな外科的処置を施すことができない。そこで本研究では、「無菌アイソレーターを使用しないSCIDブタの長期管理技術」を開発する。本研究内容が達成されれば、大規模手術を伴う試験にもSCIDブタを利用できるようになり、SCIDブタが新たな前臨床モデルとして、幅広い研究分野の発展に貢献すると考えられる。

研究成果の概要

免疫不全動物は、腫瘍医学、免疫学、臓器移植など幅広い分野の発展に大きく貢献する。これまでに申請者らの研究室では、独自に免疫不全ブタを作出し、さらにその感染症予防のために無菌飼育技術を確立した。一方で、アイソレーターを使用する無菌飼育下では、大掛かりな外科的処置を施すことができない。そこで本研究では、「無菌アイソレーターを使用しない免疫不全ブタの長期飼育技術」の開発を行った。これに成功した一方で、本技術では感染症発症を完全に予防することは困難だったことから、免疫不全ブタの飼育は可能な限り無菌アイソレーターを用いて行い、必要に応じて「無菌アイソレーターを使用しない飼育」を行うべきと考えられる。

研究成果の学術的意義や社会的意義

トランスレーショナルリサーチが推進されている今日では、生理学的、組織学的な特徴がマウスと比べてよりヒトに近い、「ブタ」における免疫不全モデルが強く求められている。そこで申請者らの研究室では、免疫不全ブタを独自に作出したが、生後1か月以内に全頭が感染症により死亡するため、長期試験に用いることができなかった。本研究により確立した「無菌アイソレーターを使用しない免疫不全ブタの長期飼育技術」および申請者らが以前に確立した「無菌飼育技術」を組み合わせることで、実験に適した飼育方法を選択できるようになった。これにより、免疫不全ブタが新たな前臨床モデルとして幅広い研究分野の発展に貢献すると考えられる。

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2021 2019

すべて 学会発表 (3件) (うち招待講演 2件)

  • [学会発表] 無菌ピッグとその応用2021

    • 著者名/発表者名
      原 弘真、花園 豊
    • 学会等名
      第68回 日本実験動物学会総会
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] 無菌ピッグとその応用2021

    • 著者名/発表者名
      原弘真、花園豊
    • 学会等名
      第68回日本実験動物学会総会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] SCIDピッグの長期飼育:再生医療・細胞治療評価系の確立をめざして2019

    • 著者名/発表者名
      原弘真、伊藤拓哉、菱川修司、中野和明、阿部朋行、柴田宏昭、魚崎英毅、渡邊將人、國田智、長嶋比呂志、花園豊
    • 学会等名
      第46回日本臓器保存生物医学会学術集会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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