研究課題/領域番号 |
19K16063
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分43020:構造生物化学関連
|
研究機関 | 国立医薬品食品衛生研究所 |
研究代表者 |
木吉 真人 国立医薬品食品衛生研究所, 生物薬品部, 研究員 (60754314)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
|
キーワード | 抗体 / FcγR / クライオ電子顕微鏡 / IgG / 凝集 / Fcγ受容体 / 抗体IgG |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、溶液中の生体分子の構造を高い解像度で観察できるクライオ電子顕微鏡を用いて、抗体-FcγR複合体、及びα chain-γ chain複合体の高次構造解析を行い、FcγRへの抗原抗体複合体の結合から、どのように細胞内ドメインへと情報が伝えられ、細胞の活性化が起きるのかを明らかにすることにより、FcγRを介した免疫細胞活性化の分子メカニズムの解明を目指す。
|
研究成果の概要 |
抗体医薬品がFcを介した薬理作用を発揮する際には、抗原、抗体、Fcγ受容体(FcγR)の三者が複合体を形成する必要がある。溶液中の生体分子の構造を高い解像度で観察できるクライオ電子顕微鏡を用いて,抗体-FcγR複合体の高次構造解析を行った.構造決定のためには,抗体-FcγR複合体を調製した後,グリッド上でのタンパク質が凝集を回避できる条件の設定が重要であることを見出した.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
抗体や抗原抗体複合体とFcγRがどのような立体配座で結合しているか、その結合の分子メカニズムが明らかにするため、大腸菌を用いて、FcγRの細胞外ドメインの発現、精製を行い、抗体との複合体を形成させた後、クライオ電子顕微鏡を用いて構造解析を行った。調製した抗原分子を添加し、抗原、抗体、FcγRの三者複合体の構造解析を行った。
|