研究課題/領域番号 |
19K16073
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分43030:機能生物化学関連
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
小川 光貴 名古屋大学, 医学系研究科, 助教 (70727429)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 糖鎖 / EGFR / EGF受容体 / 運命決定 / EGFリガンド / Notch / リガンド / EGFR シグナル / O-GlcNAc / 糖鎖修飾 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、O-GlcNAc glycan が Notch シグナルだけではなく、EGFR シグナルも制御する糖鎖であることを実証することを目的とする。O-GlcNAc glycan は、Notch1 などの EGF ドメインに生じる非典型的な糖鎖修飾である。O-GlcNAc glycan の異常は Notch シグナルの破綻を引き起こし、その結果、先天性疾患や異常な血管新生の原因となる。本研究で O-GlcNAc glycan の多様性がEGFR シグナルを制御することが実証できれば、糖鎖多様性の基本原理を初めて明確に証明することになる。
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研究成果の概要 |
本研究は、O-GlcNAc glycan が Notch シグナルだけではなく、EGFR シグナルも制御する糖鎖である可能性を示した世界初の研究である。本研究で見出された O-GlcNAc glycan の多様性がEGFR シグナルを制御することが実証できれば、O-GlaNAc glycan の新たな生物学的意義の解明に繋がるであろう。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、癌の悪性化や個体発生に重要な機能をもつEGFRシグナルを制御する新しい糖鎖修飾を見出すことができた。このことは、癌の成り立ちや生物の成り立ちを理解する上で、非常に重要な発見であり、創薬研究への応用や再生医療分野への貢献が期待でき、学術的にも社会的にも非常に意義がある研究成果である。
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