研究課題/領域番号 |
19K16144
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分44020:発生生物学関連
|
研究機関 | 奈良先端科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
秋山 隆太郎 奈良先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 助教 (00790403)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
|
キーワード | 器官形成 / 楕円体 / 器官サイズ / 器官機能 / クッペル胞 / ゼブラフィッシュ |
研究開始時の研究の概要 |
多細胞生物の器官は、その機能に応じた様々な3 次元構造をとるが、肺胞や腎臓のボーマン嚢にみられる球形もその基本構造の一つである。実際の生体内では、真球形をとるわけではなく、各組織での機能発現に適した半球や楕円体に調節されていると考えられるが、そのしくみはよくわかっていない。本研究では、ゼブラフィッシュの左右差決定器官クッペル胞の楕円体形成をモデルとして、器官の楕円体形成と機能(ノード流・左右差)を定量的に解析・理解することで、器官形成における3 次元構造と機能との相互作用を明らかにする。
|
研究成果の概要 |
本研究ではゼブラフィッシュの左右差決定器官クッペル胞(KV)の楕円体形成をモデルとして、器官の楕円体形成と機能(ノード流・左右差)を定量的に解析・理解することで、器官形成における3 次元構造と機能との相互作用を明らかにすることを目指した。研究の結果、KVの3 次元構造を解析するためのトランスジェニック系統を樹立した。また、機械刺激により活性化されるシグナルが楕円体構造の構築に関与する可能性を見出した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は、動物が器官のかたちをどのように作り上げるのか、その仕組みを考える上で重要な知見と成り得る。また、本研究による器官の三次元形態の制御機構に関する理解は、再生医療に必須な「器官のかたちを自由に操る技術」などの応用面への展開が期待される。
|