研究課題/領域番号 |
19K16164
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分44030:植物分子および生理科学関連
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
吉成 晃 名古屋大学, 高等研究院, 特任助教 (00829872)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | シロイヌナズナ / 膜電位 / GEVI / イメージング / 膜電位プローブ / 脱分極 / 環境応答 / 蛍光イメージング / 植物 / 膜電位イメージング / シグナリング |
研究開始時の研究の概要 |
近年、植物の細胞間情報伝達メカニズムとして「膜電位の変化」が注目されている。特に傷害に伴う膜電位の変化は傷害を受けた部位から離れた部位まで伝達され、組織・器官間の高速・長距離シグナル伝達機構として機能することが示されている。また、膜輸送タンパク質を介した物質輸送には、プロトン勾配や膜電位が密接に関わっていることから、膜電位の大小や局在が細胞毎に多様化している可能性がある。本研究では、植物の膜電位を可視化する新規の蛍光プローブを作製し、定量的なイメージングによって植物の膜電位シグナリング機構を理解する。
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研究成果の概要 |
植物生理に重要な膜電位について、より詳細な知見を得るため、既存の膜電位センサーや自ら作成した新規のセンサー・Genetically-encoded voltage indicator (GEVI)を利用した膜電位イメージング系を確立することを目的とした。本研究により、植物細胞での膜電位イメージングには、pHによる影響を受けにくいGEVIの利用が不可欠であることを示され、将来のPlant-GEVI開発への方向性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果により、将来のPlant-GEVI開発の指針が示された。また、研究の過程で得られた数多くの新規GEVIは、動物細胞においては良好な応答を示しており、神経細胞における膜電位イメージングなどへの応用が期待される。
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