研究課題/領域番号 |
19K16375
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分47040:薬理学関連
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
笠原 由佳 横浜市立大学, 医学部, 助教 (50838208)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | ドーパ / ドーパ受容体GPR143 / ドパミンD2受容体 / ドパミン / ドーパ受容体 / 神経伝達物質 / Gタンパク質共役型受容体 / ドパミン神経細胞 |
研究開始時の研究の概要 |
ドパミン前駆体であるドーパが神経伝達物質であるかどうかは、議論の的となっている。この論争に決着を付けるためには、ドーパの生理学的機能を解明する必要がある。我々はこれまでにドーパ受容体GPR143遺伝子欠損マウスにおいてドパミンD2受容体作動薬の作用が弱まることを発見し、GPR143がD2受容体を介したドパミン神経系のシグナル伝達の制御に関与する可能性を明らかにしている。そこで、「GPR143はD2受容体とヘテロオリゴマーを形成し、ドパミン神経伝達を修飾することで、その生理学的機能を制御する」という仮説を立てた。本研究では、主に組織化学的及び薬理遺伝学的手法により、この仮説について検証する。
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研究成果の概要 |
我々は、これまでにドーパ受容体GPR143遺伝子欠損マウスにおいてドパミンD2受容体作動薬の作用が弱まることを発見し、GPR143がD2受容体を介したドパミン神経系のシグナル伝達の制御に関与すると考えた。そこで、申請者は、「GPR143はD2受容体とヘテロオリゴマーを形成し、ドパミン神経伝達を修飾することで、その生理学的機能を制御する」という仮説を立てた。本研究では、遺伝学的、組織化学的、電気生理学、薬理学的手法により、この仮説について検証した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果は、これまで不明であったドーパ-GPR143シグナリングによる神経伝達制御機構の解明に迫るものであり、生物学上非常に有用であると考えられる。本研究により、ドーパが神経修飾物質である可能性が明らかになり、所属研究室にて提唱するドーパ神経伝達物質仮説がより強く裏付けられた。また、得られた新知見がドパミン伝達障害を伴う神経変性疾患の発症メカニズムの解明に貢献し得るという点においても意義深いものであると考えられる。
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