研究課題/領域番号 |
19K16441
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分47060:医療薬学関連
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研究機関 | 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛 (2020) 東京大学 (2019) |
研究代表者 |
豊田 優 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 分子生体制御学, 助教 (80650340)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | トランスポーター / 腋臭症 / 体質 / ドラッグリポジショニング / 健康科学 / 栄養 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、腋臭症リスクを決定する遺伝子の機能を阻害する物質を探すとともに、その遺伝子がからだの中でどのような働きをしているかを調べることを目的としています。ワキの下から生じる特有のにおいを特徴とする腋臭症は、ワキガとして知られています。この体質は、日本社会では特に嫌われる傾向にある疾患であり、その克服に向けた国民的関心も高く、より簡便かつ根本的な治療法の確立が求められています。この課題の解決への貢献を目的とする本研究は、将来的な腋臭症治療薬の実現につながることを期待して、実験的なアプローチを中心として企画されたものです。
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研究成果の概要 |
ワキの下から生じる特有のにおいを特徴とする腋臭症は、日本社会では特に嫌われる傾向にある疾患であり、その克服に向けた国民的関心も高く、より簡便かつ根本的な治療法の確立が喫緊の課題である。そこで本研究では、将来的な腋臭症治療薬の実現につながることを期待して、既存の承認薬から腋臭症リスク決定因子の阻害剤を探索することを目的とした。さらに、研究の発展に伴い、天然物にも着目した検討を進めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、既存薬や天然成分の中から、腋臭症の表現型決定因子のひとつであるATP-binding cassette transporter sub-family C member 11(ABCC11)の阻害剤を見出すことに成功した。得られた成果は、ヒトの体臭・腋臭症研究の発展に貢献するものと考えられる。また、本研究を通じて、膜輸送体(トランスポーター)に着目したヒトの体質・疾患リスクという観点からも興味深い知見が得られたと考えられ、今後のさらなる研究の発展が期待される。
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