研究課題/領域番号 |
19K16545
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分49010:病態医化学関連
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研究機関 | 城西大学 (2020-2021) 星薬科大学 (2019) |
研究代表者 |
安藤 祐介 城西大学, 薬学部, 助教 (10805881)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | マクロファージ / 血小板 / 細胞外小胞 / エクソソーム / NASH / 血液 / miRNA / EVs / マイクロパーティクル / 病態バイオマーカー / 免疫 |
研究開始時の研究の概要 |
近年、病態のバイオマーカーとして注目されるマイクロパーティクルの大部分は血小板由来(PMP)であり、様々な病態時において血中PMPが増加することが報告されているが、その生理的意義に関しては不明な点が多い。これまでに申請者は、血小板がマクロファージ機能を修飾することを見出しており、本研究では、申請者が有するマクロファージ機能の修飾作用を指標にしたPMP評価系を用いて、”PMPの質的・量的な変動”によるマクロファージ機能の修飾メカニズムを解明し、PMP変動の生理的意義を見出すことで、新規病態バイオマーカーとなりうるPMPの利用基盤の構築を目指す。
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研究成果の概要 |
本研究では、種々の病態バイオマーカーとして期待されている循環血中の細胞外小胞(Extracellular Vesicles:EVs)の質的・量的な変動の生理的意義の解明を目的としており、病態形成時のマクロファージの形質変化に着目した。その結果、血中EVsは、血液を介して全身のマクロファージの形質変化を誘導しており、種々の病態形成に起因するEVsに含まれるmiRNAカーゴ等の変化が、マクロファージの感染防御を規定することが示唆された。また、その血中EVsの変化は、EVsの産生源である血小板の質的・動的変動に影響されることが考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、生体恒常性の維持に重要な役割を担うマクロファージの形質変化を通して、EVsの評価ならびにEVs含有miRNA中の病態マーカーの探索を行なった。本研究で得られた知見は、NASHのみならずマクロファージの異常に起因する多くの病態形成の理解に繋がると考えられる。
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