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免疫染色によるHER2過剰発現の定量的判定法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 19K16549
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分49020:人体病理学関連
研究機関秋田大学

研究代表者

寺田 かおり (水沢 かおり / 寺田かおり)  秋田大学, 医学部附属病院, 講師 (60610748)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワード乳癌 / HER2 / 免疫染色 / コントロール / HER" / 陽性コントロール / 定量的判定法
研究開始時の研究の概要

乳癌細胞におけるHER2タンパク過剰発現は、予後因子、分子標的治療薬の標的となっており、非常に重要である。HER2タンパク過剰発現の診断は免疫組織化学法で癌細胞膜の染色強度により判定されるが、定性的要素が大きく、染色強度を客観的、定量的に判断するための染色強度の陽性コントロールが必要である。本研究は、従来用いられることのなかった、高分子ゲル生成技術を応用した新規陽性コントロールの作成と、画像解析技術を融合した、迅速で精緻、かつ費用対効果に優れたHER2タンパク過剰発現の定量的免疫組織化学診断とその実用化を目指すことを目的とする。

研究成果の概要

乳癌細胞におけるHER2タンパク過剰発現は、予後因子、分子標的治療薬の標的となっており、非常に重要である。HER2タンパク過剰発現の診断は免疫組織化学法で癌細胞膜の染色強度により判定されるが、病理医の主観による定性的要素が大きく、染色強度を客観的、定量的に判断する方法はない。診断精度向上のために、染色強度に関する陽性コントロールの確立が望まれる。今回、高分子ゲル生成技術を応用した新規陽性コントロールの改良と、画像解析技術を融合したHER2タンパク過剰発現の定量的免疫組織化学診断の実用化を目指し開発を行った。

研究成果の学術的意義や社会的意義

現在、HER2陽性乳癌に対しては新規薬剤(TDXdをはじめとする分子標的薬、ADC薬)が開発されてきており、その進歩は目覚ましい。これまでは免疫染色によるHER2 score3、または2かつISH法で陽性を示した場合に、抗HER2薬は適応となったが、新規薬剤は、HER2 score1以上にも適応が拡大されつつある。抗HER2療法が適応の場合、治療奏効割合は高く、治療の機会を逸することがないように対応することが望まれている。本研究は現在求められているHER2過剰発現診断の標準化に貢献するものと考える。

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-01-30  

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