研究成果の概要 |
①リンパ節をスクリーニングした結果、本邦におけるISFNの頻度は約2%であることが明らかになった. ②ISFNの腫瘍細胞はFLと同様の免疫形質, BCL2遺伝子の再構成を伴っているものの, 今回のようにスクリーニングで発見された病変, 偶発的に発見された病変では, FLに進展するリスク低いと考えられた. ③ISFNはBCL2遺伝子の再構成に加え, FLに関連したいくつかの遺伝子異常がすでに生じていることがわかった. 変異頻度としては, KMT2D, CREBBPの頻度が比較的高い. 一方, FLで高頻度に認められるEZH2の変異は認められなかった.
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