研究課題/領域番号 |
19K16660
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分49050:細菌学関連
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研究機関 | 福岡大学 |
研究代表者 |
清水 章文 福岡大学, 医学部, 講師 (40780135)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 肺炎クラミジア / グループIIイントロン / 遺伝子改変 / プラスミドベクター / グループII イントロン / CRISPR/dCas9 |
研究開始時の研究の概要 |
偏性細胞内寄生性細菌である肺炎クラミジアは呼吸器感染症の原因の一つである。肺炎クラミジアは感染宿主細胞の感染免疫応答やストレスシグナルを誘発することにより肺炎クラミジア自身の増殖に利用していることが報告されている。しかし、肺炎クラミジアがどのように宿主の感染応答を“ハイジャック”しているのかについては明らかにされていない。それは、肺炎クラミジアの逆遺伝学的な解析手法が未確立のままな為である。そこで本研究では肺炎クラミジアの逆遺伝学的解析手法を確立し、遺伝子破壊株のライブラリを作製して、感染分子機構の詳細解明への足掛かりを作ることを目的とする。
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研究成果の概要 |
これまで作製報告のなかった肺炎クラミジアの遺伝子破壊株について、そのライブラリ構築を目的として研究を行った。作製されたプラスミドDNAの配列は目的としたものであったが、そのプラスミドDNAは遺伝子改変ベクターとして機能しなかった。その原因を解消するために保存していたDNAと大腸菌サブクローンをそれぞれ調べたところ、精製後少し時間を置いたプラスミドDNAはRFLP法による配列パターンがいずれも変化していた。これらのことから、様々なDNAを挿入し多くのサブクローン作製を試みるライブラリ作製という目的において今回用いた方法による肺炎クラミジア遺伝子改変は馴染まないのではと考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回の研究結果として、グループIIイントロンを利用した遺伝子改変プラスミドベクターの構築は問題なく達成できた。しかしながら、少なくとも今回設計したグループIIイントロンのプラスミドベクターは短期間しか保存することができなかった。
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