研究課題/領域番号 |
19K16699
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分49070:免疫学関連
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研究機関 | 東京医科大学 |
研究代表者 |
尹 晶煥 東京医科大学, 医学部, 兼任助教 (30748885)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 肺癌 / SMAD / STAT / 樹状細胞 / Tリンパ球 / 形質転換増殖因子β(TGF-β) / 炎症 / 信号伝達 / 抗腫瘍免疫 / Lung cancer / Anti-tumor immunity / Dendritic cell / T cell / TGF-beta / SMADs / STATs / lung cancer / lung mucosal immunity |
研究開始時の研究の概要 |
SMAD-mediated TGF-β signaling and JAK/STATs play crucial roles in lung carcinogenesis. Unrevealed SMAD-STAT signaling networks in anti-lung cancer immunity might induce poor prognosis and drug resistance. To elucidate the roles of SMAD-STAT signaling networks in anti-lung cancer immunity, I will investigate: <1> Roles of SMADs in DCs and T cells in lung mucosal immune homeostasis and <2> in lung cancer, <3> Effects of SMAD deficiency on STAT signaling in DCs and T cells in lung cancer, <4> Mechanisms how SMAD-STAT signaling networks regulate DCs and T cells in anti-lung cancer immunity.
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研究成果の概要 |
本邦において死亡原因第一位の癌である肺癌の微小環境において、癌促進作用と免疫抑制作用を有する形質転換増殖因子β(TGF-β)の細胞内信号伝達分子SMADと炎症性因子細胞内信号伝達分子STATの相互作用が肺の免疫系恒常性維持と抗肺癌免疫をどのように制御するかを研究した。 SMADとSTATが協調して古典的・形質細胞様樹状細胞分化を制御し、樹状細胞内SMAD信号伝達を抑制すると抗肺癌免疫能が増強することを明らかにした。古典的SMAD信号伝達経路、STATと協調する非古典的SMAD信号伝達経路が異なる作用をTリンパ球による抗腫瘍獲得免疫に及ぼすことを見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本邦において死亡原因第一位の癌である肺癌の治療は、遺伝子変異に対する分子標的薬や免疫チェックポイント阻害薬の登場によって大きく進歩したが、治療抵抗性の獲得、再発、副作用の問題解決が望まれている。 一方、免疫チェックポイント阻害薬の基礎研究以前から長年にわたり癌に対するTGF-β阻害薬の臨床治験が行われてきたが、未だ臨床に用いる段階に達していない。 本研究は、これら懸案を解決する基礎となり得る。
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