研究課題/領域番号 |
19K16726
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分50010:腫瘍生物学関連
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研究機関 | 福岡歯科大学 |
研究代表者 |
武石 幸容 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 助教 (00758055)
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研究期間 (年度) |
2020-03-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 上皮間葉転換 / 癌 / クロマチン動態 / クロマチン動体 / 口腔上皮がん / ChIP-seq / ChIP-Seq / 口腔癌 / アクチン / アポトーシス / DNA損傷 |
研究開始時の研究の概要 |
上皮間葉転換(EMT)を促進する増殖因子 TGF-βによってEMTを誘導し、EMT誘導前後のクロマチン動態の変化をエピゲノムの手法を用いて解析する。 海外における研究滞在の実績等を踏まえヒト表皮角化細胞株 HaCaT細胞(正常細胞)と口腔癌細胞を用いてEMT誘導を行い、ヒストンの修飾をウエスタンブロット法で検出する方法とATAC-seqやCUT&RUN法でサンプルを準備し、次世代シークエンサーを用いて解析する方法を行う。 この解析によってクロマチンの修飾や構造変化に必須の因子を特定しその分子メカニズムを明らかにして、研究目的の達成を目指す。
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研究成果の概要 |
上皮間葉転換(EMT)は、上皮細胞が間葉系細胞様にフェノタイプを変化させる現象である。このフェノタイプ変化は多種多様な遺伝子、タンパク質の発現が協調的に変化することが知られている。しかしEMTの分子機序、並びに誘導させる制御因子の特定もできていない。 本研究はEMT誘導のモデルとなっている正常細胞を用いてその仕組みを解析する。また同様の手法で口腔癌細胞をEMT誘導し、正常細胞との違いを比較することでその違い等を見出そうと計画した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
上皮間葉転換(EMT)は、創傷治癒、細胞/組織の線維化、癌の転移/浸潤に関与することが報告されている。その分子機序を明らかにすることは学術的意義を満たすだけでなく、これら現象に課題を解決させることで社会的意義も満たすことができる。 本研究の成果は上皮系細胞が後天的/一時的にフェノタイプ変化を起こす現象、並びにその制御する分子機序の理解を深め、創傷治癒の課題である瘢痕化の抑制や口腔癌の転移/浸潤を抑制する新規治療法の提案につながると考えている。
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