研究課題/領域番号 |
19K16785
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分50010:腫瘍生物学関連
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研究機関 | 熊本大学 (2024) 近畿大学 (2019-2020) |
研究代表者 |
古賀 教将 熊本大学, 病院, 助教 (20813314)
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研究期間 (年度) |
2024-01-17 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 小細胞肺癌組織転換 / EGFR / 肺腺癌 / 獲得耐性 / 小細胞転化 / 神経内分泌腫瘍 / Synaptophysin / Chromogranin / NCAM1 / 肺癌 / EGFR変異 / TKI耐性 / 薬剤耐性 / 小細胞転換 / 非小細胞肺癌 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、EGFR変異陽性の肺腺癌細胞株を用いて小細胞肺癌への形質転換によるEGFR-TKI耐性獲得細胞モデルを作成し、親株と耐性株とを網羅的遺伝子解析で比較し、さらに臨床において小細胞肺癌への形質転換によるEGFR-TKI耐性獲得を生じた肺癌の検体に対しても同様に網羅的遺伝子解析を行い、形質転換の原因因子の同定や有効な治療アプローチの探索を行う。
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研究実績の概要 |
EGFR遺伝子変異陽性の肺癌細胞株であるPC9(Exon 19 deletion)、HCC827(Exon 19 deletion)、H3255(Exon 21 L858R)の3株において、CRISPR/Cas9を用いてTP53遺伝子とRB1遺伝子のノックアウト株を作成し、これらに対して薬剤慢性曝露によってEGFR-TKI(エルロチニブ、アファチニブ、オシメルチニブ)耐性株を計15株樹立した。これらEGFR-TKI耐性株について神経内分泌マーカー(Synaptophysin, Chromogranin, NCAM1)の発現を免疫染色とqPCRで検証し、小細胞肺癌転換の有無を検討した。TP53/RB1ノックアウト株では神経内分泌マーカーの発現に認められなかった。EGFR-TKI耐性株のうち、アファチニブ耐性、オシメルチニブ耐性を獲得したPC9クローンでNCAM1の発現の上昇を認めた。その他のEGFR-TKI耐性株では形態変化や神経内分泌マーカーの明らかな上昇は認めなかった。正常気管支上皮細胞株に遺伝子操作を加えて神経内分泌細胞に転化させた既報においては(Park JW, et al. Science 2018)、in vivo (異種移植)による腫瘍形成後に、組織形態ならびに神経内分泌細胞マーカー発現の変化が検証されていたため、本研究においてもヌードマウスに親株・TP53/RB1 ダブルノックアウト株・EGFR-TKI耐性株、計14株を異種移植し、生着・増大したxenograft 14株(コントロールを含む)を切除し、FFPE作成・核酸抽出を行なった。現在これらxenograftの神経内分泌マーカーを検証中である。
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