研究課題/領域番号 |
19K16790
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分50010:腫瘍生物学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人国立がん研究センター |
研究代表者 |
板橋 耕太 国立研究開発法人国立がん研究センター, 先端医療開発センター, 研究員 (10828990)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 腫瘍免疫 / 制御性T細胞 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は。マウスの腫瘍移植モデルを用いて進めていく。がん抗原を階層化し、それぞれの異なるがん抗原が、腫瘍浸潤CD8陽性T細胞の免疫学的表現型やエピジェネティクスプロファイル、免疫チェックポイント阻害薬に対する応答に与える影響に関して系統的に追及していく。将来的には、がんの免疫療法の効果予測マーカーや耐性機序の解明、新規の免疫療法の開発に繋げていく。
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研究成果の概要 |
T細胞受容体の癌抗原への親和性の強弱が、腫瘍浸潤CD8陽性T細胞の表現型やPD-1阻害薬の奏効に与える影響に関しては不明な点が多い。本研究では、担癌マウスモデルを用いて、がん抗原へのT細胞受容体親和性が高い腫瘍浸潤CD8陽性T細胞が深い疲弊状態に陥っていることと、その深い疲弊状態に至る機序にいて明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、がん抗原へのT細胞受容体親和性の階層性により、腫瘍浸潤CD8陽性T細胞の表現型やエピゲノムプロファイルが変化することを明らかにした。PD-1阻害薬の精度の高い効果予測マーカーの同定や、今後の免疫療法との併用治療の同定の一助となるものと考える。
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