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IAP阻害剤による新規多発性骨髄腫治療の開発

研究課題

研究課題/領域番号 19K16805
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分50020:腫瘍診断および治療学関連
研究機関富山大学 (2020)
札幌医科大学 (2019)

研究代表者

菊地 尚平  富山大学, 附属病院, 特命助教 (80515792)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワード多発性骨髄腫 / アポトーシス / IAP / IAP阻害剤
研究開始時の研究の概要

本研究は多発性骨髄腫の細胞ストレス下における抗アポトーシス効果解除を主眼として,あらたに最近注目されているアポトーシス阻害因子(IAP)を応用した新規治療戦略の開発を目的とする.

研究成果の概要

多発性骨髄腫(MM)のもつ抗アポトーシス作用は、治療抵抗性に関与する。IAPは、アポトーシス誘導を阻害し、その好発現は、予後不良因子となる。本研究では、IAPのうち最も強力に抗アポトーシスに関わるXIAP阻害能を有するAZD5582に着目し、検討した。AZD5582は、単剤で、MM細胞株に対して細胞増殖抑制効果を示し、アポトーシス誘導効果を示した。その効果は、骨髄微小環境に関与するIL-6添加下でも、認められた。さらには、プロテアソーム阻害剤カルフィルゾミブとの併用においても相乗効果が認められた。ほか既治療薬とも相乗効果が認められ、MMにおける新規治療薬として有望な結果が得られた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

根治困難な多発性骨髄腫診療において、あらたにIAP阻害剤の治療可能性を示した。治療標的としてのIAPにおいては、とくにXIAPが重要な治療標的であること示した。アポトーシス誘導は、ほか癌腫にも応用可能な有効な治療標的であり、IAPを標的としたあらたな治療薬開発の可能性を広げた。

報告書

(3件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2022-01-27  

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