研究課題/領域番号 |
19K16814
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分50020:腫瘍診断および治療学関連
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研究機関 | 久留米大学 |
研究代表者 |
石井 秀宣 久留米大学, 医学部, 助教 (60441648)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | EGFR / CD73 / NSCLC / 免疫チェックポイント阻害薬 / biomarker |
研究開始時の研究の概要 |
免疫チェックポイント阻害薬治療中のEGFR陽性肺癌がん患者の血漿から、抗腫瘍免疫応答を強力に阻害するアデノシンの産生に関与するCD73の発現が関わるサイトカインの動態を明らかにすることでEGFR陽性肺がんにおける免疫応答機構を解明し、EGFR陽性肺がんに対する免疫チェックポイント阻害薬の適正使用につながるバイオマーカーの確立と、更なる治療戦略を構築することを目的とする。
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研究実績の概要 |
EGFR陽性肺癌で免疫チェックポイント阻害薬治療を行った患者の組織検体からCD73の発現を解析し、治療効果との相関を検討した。 EGFR陽性患者ではCD73が高発現している群で免疫チェックポイントの効果が高いこと、またEGFR陰性患者ではCD73の発現による治療効果の違いがないことが示された。 これらの結果より、アデノシン生成とサイトカインの増殖阻害がEGFR陽性肺がんの免疫応答に関わっていることが推測され、EGFR陽性肺癌における免疫チェックポイント阻害薬治療のバイオマーカーとなり得る可能性が示された。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
コロナ診療に従事する必要があり、予定よりも遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
血液検体からの解析を進めていく。
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