研究課題/領域番号 |
19K16848
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分50020:腫瘍診断および治療学関連
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研究機関 | 東京医科大学 |
研究代表者 |
吉岡 祐亮 (吉岡祐亮) 東京医科大学, 医学部, 講師(特任) (60721503)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | エクソソーム / 細胞外小胞 / がん / がんの転移 / 低分子化合物 / がん転移 / 転移 / Exosome / Extracellular vesicles |
研究開始時の研究の概要 |
がんの浸潤および転移は死因の最大要因であるが、それらはがん細胞とその周辺細胞および転移先臓器の相互作用によって悪性形質を規定している。近年、がん細胞が分泌するエクソソームは細胞間コミュニケーションツールとして、がん微小環境の形成や転移ニッチェ形成に寄与し、がん悪性化に関与していることが報告されている。本研究では、エクソソームの分泌阻害を利用した新規がん治療法の開発を目的として、低分子化合物ライブラリと申請者が独自に開発したエクソソーム定量法を組み合わせて、卵巣がん細胞のエクソソーム分泌を阻害する低分子化合物を探索する。
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研究成果の概要 |
エクソソームの分泌阻害を利用した新規がん治療法の開発を目的として、低分子化合物ライブラリと研究代表者が開発したエクソソーム定量法であるExoScreen法を組み合わせて、卵巣がん細胞のエクソソーム分泌を阻害する低分子化合物を探索した。その結果、卵巣がん細胞のエクソソーム分泌を抑制しうる化合物を複数同定した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で得られた成果は、卵巣がん細胞が分泌するエクソソームを介した細胞間コミュニケーションを断つ方法の一つとして、新たながん転移予防法へと繋がる可能性がある。また選択された化合物はすでにFADにおいて承認されている化合物であるため、実用化への道のりを目指しやすい。本方法を用いることで卵巣がんのみならず、様々ながん種および疾患へと応用可能である。
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