研究課題/領域番号 |
19K16849
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分50020:腫瘍診断および治療学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター |
研究代表者 |
NORDIN JOEL 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 神経研究所 遺伝子疾患治療研究部, 客員研究員 (70836064)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | キメラ抗原受容体T細胞 / Synthetic Notch受容体 / 細胞外分泌小胞 / extracellular vesicles / Syn-Notc / Immunology / Muscle / CART / Gene therapy |
研究開始時の研究の概要 |
The aim of this project is to utilise Syn-Notch EV cells to deliver macromolecular to cells. EVs have been shown to be able to transfer macromolecules to cells. Syn-Notch EV cells would deliver engineered EVs to specific cells after activation of the Syn-Notch receptor by a user defined antigen.
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研究成果の概要 |
キメラ抗原受容体T細胞 (CAR T) の治療が注目されている。最近、Synthetic Notch (Syn-Notch)受容体が活性化されたときに標的遺伝子の直接転写制御を可能にする新しい手法が開発された。Syn-Notch受容体の認識ドメインは、標的認識を可能にするために、単鎖可変フラグメント (scFv) またはペプチドに改変されている。本研究では、Syn-Notch活性化後に、Syn-Notch受容体細胞が、細胞外分泌小胞 (EV)を介して、タンパク質およびRNAのような治療に用いる高分子を標的細胞の細胞質に送達し得ることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
細胞外分泌小胞 (EV) は細胞間で高分子を移動できることが示されており、これは治療に応用されている。EVの利用により、Syn-Notch細胞が、タンパク質およびRNAのような治療に用いる高分子を受容体細胞の細胞質に送達することを可能にし、EV-およびCAR T細胞に基づく治療の制限を同時に克服する。EVはまた、多種多様のタンパク質およびRNAを送達できると考えられるため、薬物の標的を増加させうる。
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