研究課題/領域番号 |
19K16856
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分50020:腫瘍診断および治療学関連
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
菅原 俊喬 東京医科歯科大学, 医学部附属病院, 医員 (00836900)
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研究期間 (年度) |
2022-12-19 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 膵神経内分泌腫瘍 / 糖鎖 / バイオマーカー / 悪性度マーカー |
研究開始時の研究の概要 |
膵神経内分泌腫瘍(pNET)は全国集計によれば、10万人あたり2.69人の有病者数と近年増加傾向にある。診断時に遠隔転移を認める症例は21%に認められ、非機能性膵神経内分泌癌では46.3%を占め、外科切除を含めた集学的治療が極めて重要である。2010年以降、従来のソマトスタチンアナログ製剤に加え、分子標的薬や抗がん剤などの薬物療法の発展に伴い、切除不能例に対する薬物療法後の根治切除などの治療も始まっている。しかしながら、pNETには他の悪性腫瘍のように有用な腫瘍マーカーがなく、治療効果判定や再発・進行のモニタリングができない。本研究はpNETの有用な血中腫瘍マーカーを作成することを目標とする。
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研究実績の概要 |
主研究者の留学に伴い2年間の研究中断があり、2023年9月に研究を再開しました。 2023年度はこれまでにシアリダーゼ処理を行う免疫染色及び糖転移酵素Bの免疫染色を行なった112例の生存期間や再発などの臨床情報を更新しました。免疫染色結果の違いが腫瘍細胞表面の糖鎖のシアル化が原因であることを検証するために、凍結腫瘍組織を用いた質量分析を共同研究施設に依頼中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
共同研究施設での質量分析の実験に難渋している。
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今後の研究の推進方策 |
共同研究施設での質量分析の実験を進めるが、不可能の場合は外注あるいは他の施設への協力打診を検討する。
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