研究課題/領域番号 |
19K16880
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分50020:腫瘍診断および治療学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人国立国際医療研究センター |
研究代表者 |
下村 昭彦 国立研究開発法人国立国際医療研究センター, センター病院, がん総合診療センターがん総合内科診療科がん総合内科診療科長/医長 兼 乳腺・腫瘍内科医師 (70743946)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 男性乳癌 / 男性乳がん / 遺伝性乳がん卵巣がん / 乳がん / NCD / バイオマーカー |
研究開始時の研究の概要 |
男性乳癌は希少がんである。日本乳癌学会乳癌登録によると、2015年の男性乳癌罹患数は560例である。これは、乳癌全体の0.6%に過ぎない。希少がんであるため、日本国内での男性乳癌の特徴に関する包括的な研究はこれまで行われておらず、男性乳癌に対する治療開発も行われていない。 そこで、本研究では希少がんである男性乳癌の頻度、臨床病理学的特徴について国内で最も信頼のおけるデータベースであるNational Clinical Database (NCD)を用いて後ろ向き研究を行い、日本人男性乳癌患者の特徴を明らかにする。更に、今後の治療開発の鍵となるバイオマーカーを探索する。
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研究成果の概要 |
本研究では、National Clinical Database (NCD)を用いた実態調査を行い、男性乳癌の臨床病理学的特徴を評価。NCD登録が開始された2012年から2018年までにNCDに登録された全乳癌患者を対象として、年齢、病期、術式、エストロゲン受容体、プロゲステロン受容体、HER2の発現、家族歴、合併症、全身治療歴について収集し、男性乳癌と女性乳癌を比較した。2021年度末にBreast Cancer誌へ投稿、掲載された(Breast Cancer. 2022 Nov;29(6):985-992.)。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
男性乳がんは希少がんであり、これまで日本人男性乳がんの実態について調査した研究はなかった。本研究では国内大規模データベースを用いて男性乳がんの臨床病理学的特徴を検討した初の研究であり、欧米人との疾患の特徴の違いについて明らかにした。
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