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発達障害児の内因性カンナビノイド系プロファイルと臨床表現型の解析

研究課題

研究課題/領域番号 19K16898
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分51020:認知脳科学関連
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

大橋 圭  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 助教 (10824576)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワード自閉スペクトラム症 / 内因性カンナビノイド / 神経発達症 / 発達障害
研究開始時の研究の概要

自閉スペクトラム症 (ASD)の発症メカニズムには、環境要因と遺伝要因の両者が複合的に関与しており、単一の病因で説明するのは困難である。“内因性カンナビノイド(eCB)系の乱れ”は環境要因と遺伝要因の両者から影響を受けるASDの統合的な病因の一つと考えられている。患者群と対照群でeCB系プロファイル比較を行い、ASDの病態に関与しているeCB系の乱れを同定し、臨床表現型との関連を検討する。また、有機リン酸(OP)系殺虫剤への暴露とeCB系プロファイルの比較を行い、OP系殺虫剤への暴露がeCB系に与える影響を評価する。

研究成果の概要

自閉スペクトラム症(ASD)児の内因性カンナビノイドプロファイル(カンナビノイド1(CB1)受容体、カンナビノイド2(CB2)受容体、内因性カンナビノイドの代謝酵素であるFAAH(fatty acid amide hydrolase)およびMAGL(monoacylgrycerol pipase))の発現量(mRNA)と臨床表現型の関連性の解析を行った。全体的な自閉傾向の強さとそれぞれのmRNAの発現量に有意な相関は認めなかったが、CB1受容体のmRNAの発現量と下位尺度である“注意の切り替え”、CB2受容体のmRNAの発現量と“注意の切り替え” ・“想像力”に統計学的に有意な相関を認めた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

自閉スペクトラム症の特定の臨床症状と内因性カンナビノイドプロファイルに関連性があることが示された。この後はより詳細に内因性カンナビノイドプロファイルを明らかにすることで、自閉スペクトラム症の病態の解明や治療薬の開発につなげられる可能性が示唆された。

報告書

(5件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-01-30  

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