研究課題/領域番号 |
19K16916
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分51030:病態神経科学関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
香川 幸太 広島大学, 病院(医), 助教 (40726981)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | generalized epilepsy / Magnetoencephalography / Epilepsy / magnetoencephalography / regional network / activated zone / 脳磁図 / 若年ミオクロニーてんかん / 若年性ミオクロニーてんかん / 全般性棘徐波 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では特発性全般てんかんの代表疾患である若年性ミオクロニーてんかん(JME)において、PBS機序を有するGSWを脳磁図解析しデータベース化することを目標としている。これにより、JMEと症候性てんかんが脳磁図を用いて正しく判別できるようになる事が期待される。さらに、JME症例のデータベースが基準となり、症候性てんかん各症例のより詳細な病態診断や術前評価が可能となる事も期待できる。
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研究成果の概要 |
抗てんかん薬にてコントロール良好なJME20例につき脳磁図検査を行い、検査中に異常波が得られた10例から得られた合計65個の発作間欠期棘波に対して傾斜磁場トポグラフィ解析を行った。その結果、JMEにおいてはてんかん活動が両側前頭葉ないし頭頂葉からミリ秒単位の時間差で連鎖的に出現することを確認した。いずれかの半球にてんかん活動が生じた後、対側半球に活動が拡がるまでの時間差は中央値7ミリ秒であった。これらの結果から、JMEにおけるてんかん放電発生には両側前頭葉、頭頂葉を含む局所的なネットワークが関与することが示唆された。本結果は、今後薬剤抵抗性全般てんかんの病態探索を行う上でも有用と考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究結果から、若年ミオクロニーてんかんにおけるてんかん放電発生には両側前頭葉、頭頂葉を含む局所的なネットワークが関与することが示唆された。若年ミオクロニーてんかんを代表とする特発性全般てんかんか、焦点性てんかんの二次性全般化か識別が困難な症例が存在するが、本研究成果により今後正しい診断が得られるようになることが期待できる。また、本研究成果は今後薬剤抵抗性全般てんかんの病態探索を行う上でも有用と考えられる。
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