研究課題/領域番号 |
19K16968
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52010:内科学一般関連
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研究機関 | 奈良県立医科大学 (2022-2023) 国立研究開発法人国立循環器病研究センター (2019-2021) |
研究代表者 |
松原 正樹 奈良県立医科大学, 医学部附属病院, 研究員 (10794571)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 血糖変動 / 2型糖尿病 / 認知症 / 持続血糖測定 / 認知機能低下 / 糖尿病 |
研究開始時の研究の概要 |
Montreal Cognitive Assessment(MoCA)17-25点の高齢(65歳-85歳)2型糖尿病患者100名において2年間(2019-2021年)の縦断研究を行う。登録時、1年後、2年後にリブレProによる持続血糖測定(CGM)、MoCA、Alzheimer's Disease Assessment Scale(ADAS)を行い、加えて登録時と2年後にエクソソーム解析、炎症マーカー・TREM2の測定、頭部MRI/MRAの評価、登録時にAPOEの測定をそれぞれ行う。主要評価項目は、CGMで得られた血糖プロファイルとMoCA、ADASスコアの変化との関連とする。
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研究実績の概要 |
糖尿病患者では認知症のリスクが倍増することが知られているが、その機序については未解明な点が多く、認知症発症予防のための血糖管理指標も不明である。 最近の横断研究で血糖変動と認知機能の関連が示唆されているが、我々が知る限り縦断研究は報告されていない。本研究は、持続血糖測定機器を用いた血糖変動と認知機能評価を行い、並行してエクソソーム解析、炎症マーカー・APOE・TREM2などの測定を行い、認知症発症予防を目標とした新しい血糖管理指標を確立すること、糖尿病患者の認知機能低下と関連するバイオマーカーを明らかにし糖尿病の認知症発症の病態を解明することを目的とする、世界で初めての縦断研究である。 本研究は2年間の縦断研究であり、合計109名を登録し2022年3月まで登録患者のフォローアップを行い2022年8月に追跡終了した。現在データ解析中である。 なおこれまで、Protocol論文(Diabetes Ther. 2020 11:2729-2737)に加えて、登録時のデータ解析で血糖変動と頭蓋内血管狭窄との関連が示唆される結果が得られ(Nutrients. 2021 13(7):2379)、それぞれ英文誌に報告している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
研究代表者の異動に伴い、データ解析、後任者との引継ぎなどに時間を要したため遅れが生じているが、現在論文投稿の準備中である。
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今後の研究の推進方策 |
前施設(国立循環器病研究センター)での担当者と論文投稿の準備中である。
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