研究課題/領域番号 |
19K16981
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52010:内科学一般関連
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
神田 かなえ 香川大学, 医学部, 助教 (60778629)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 鍼灸 / 緩和ケア / がんサポーティブケア / オピオイド誘発性便秘症 / がん性疼痛患者 / 医療用麻薬 / 補完代替医療 / 電子温灸器 / がん / 鍼灸治療 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、緩和ケアチームを有する医療機関において鍼灸師の参画を行い、がん性疼痛患者のオピオイド誘発性便秘症に対して、鍼灸治療の有用性を検討する。 がん疼痛治療に欠くことのできないオピオイド鎮痛薬の投与中によくある副作用として、「便秘」がある。本研究によって、がん患者の便秘に対する鍼灸治療の効果を明かにできるとともに、鍼灸師が病院において緩和ケアチームの医師らと協調しながら鍼灸治療を行うことで、西洋医学を補完し、患者の症状の緩和やQOLの向上に寄与することができると期待される。
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研究実績の概要 |
オピオイド誘発性便秘症(Opioid-Induced Constipation: OIC)はオピオイド鎮痛薬を使用中の多くの患者で生じ、緩下剤の使用が不可欠となる。2023年度には5名のOICが出現している患者に対して介入試験を実施した。成果報告として、2023年12月に開催された第27回日本統合医療学会学術大会にて症例報告を行った。新型コロナウイルス感染症の影響により介入試験の開始が大幅に遅れ、予定症例数を達成できていないため、研究期間を1年延長申請し承認を得た。引き続き2024年度も介入試験を行い、症例を蓄積していく予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナウイルス感染症の影響により患者への介入許可が下りず介入試験の開始が大幅に遅れたことに加えて、研究の性質上、対象患者のリクルートが一度に行える試験ではないため症例を蓄積するのに時間を要している。
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今後の研究の推進方策 |
新型コロナウイルス感染症の影響により介入試験の開始が大幅に遅れ、予定症例数を達成できていないため、研究期間を1年延長申請し承認を得た。引き続き2024年度も介入試験を行い、症例を蓄積していく予定である。また、成果報告として、2024年5月に開催される第73回全日本鍼灸学会学術大会で症例報告を行う予定である。続いて、2024年9月には、第37回世界鍼灸学会(ICMART)にて国際発表を行う予定である。
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