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高齢心不全患者のフレイルに対する運動療法の効果に影響する因子の検討

研究課題

研究課題/領域番号 19K16986
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分52010:内科学一般関連
研究機関横浜市立大学

研究代表者

小西 正紹  横浜市立大学, 附属病院, 講師 (60530152)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワードフレイル / 心不全 / 心臓リハビリテーション / heart failure / frailty
研究開始時の研究の概要

高齢心不全患者では生活の質(QOL)の向上が生命予後の改善と同等以上に重要とされる。加齢に伴う心身の脆弱性を示すフレイル(Frailty)は複数の指標から構成され、生活の質(QOL)の向上のための指標として重要視されつつある。研究代表者らの予備的研究では高齢心不全患者の61%がフレイルを合併していた。フレイル改善のための介入の中心は運動療法であるが、高齢患者には低栄養がしばしば見られ、運動療法の効果を不十分にするばかりか病状をむしろ悪化させる可能性もある。本研究の目的は高齢心不全患者において、運動療法開始前の栄養状態を含めたどのような因子がフレイル改善に影響するかを明らかにすることである。

研究成果の概要

本研究の対象施設である横浜市立大学附属病院で34例、横浜市立大学附属市民総合医療センターで110例の症例を登録した。これらの症例におけるデータを統合し、高齢心不全患者のフレイルに対する運動療法の効果に影響する因子を明らかにした。横浜市立大学附属病院の症例についてはフェリチン、血清鉄、総鉄結合能、カルニチン分画(総カルニチン、遊離カルニチン、アシルカルニチ)、TNF-α(高感度)、インターロイキン-6(IL-6)を測定し、サブ解析として運動療法の効果に影響する因子を同定した。これらの結果は英文医学雑誌に投稿予定となっている。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の結果は、過去の研究では明らかになっていなかった、高齢心不全患者のフレイルに対する運動療法の効果に影響する因子を明らかにすることができた。この結果をもとに、フレイルを合併した高齢心不全患者に運動療法を行う上での注意点を認識することができた。またこれらの指標は、高齢心不全患者のフレイルを改善するために介入すべき項目の一部となる可能性が示唆される。これらの項目に対する介入研究をデザインする根拠となるため、今後の研究のために重要な基礎的結果となった。

報告書

(5件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 備考 (2件)

  • [備考] Prognostic impact of upper and lower extremity m

    • URL

      https://doi.org/10.1002/ehf2.14195

    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [備考] Association of weight change and in-hospital mor

    • URL

      https://doi.org/10.1002/jcsm.13170

    • 関連する報告書
      2022 実績報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-01-30  

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