研究課題/領域番号 |
19K16991
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52010:内科学一般関連
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
友岡 清秀 順天堂大学, 大学院医学研究科, 助教 (90804708)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 鍼治療 / ツボ押し / 血圧 / ランダム化比較試験 / 降圧効果 / ツボ刺激 |
研究開始時の研究の概要 |
近年、鍼治療やツボ押しによる降圧効果が報告され、その機序に関するエビデンスも蓄積されつつあるが、鍼治療とツボ押しのどちらの方が有効か、また鍼治療とツボ押しの組合せはいずれか単独のツボ刺激よりも有効に働くのかは明らかにされておらず、これらの効果の相違を証明するためには無作為化比較試験が必要であると考えた。そこで本研究では地域住民を対象に、2×2 factorial designランダム化比較試験により、鍼治療とツボ押しならびにそれらの組合せによるツボ刺激の降圧効果の違いを明らかにすることを目的とする。
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研究成果の概要 |
本研究では、地域住民を対象「鍼治療とツボ押しの組合せによるツボ刺激の降圧効果に関するランダム化比較試験:パイロットスタディ」ならびに「ツボ押しの降圧効果に関する研究」の二つの研究を行った。 4週間の鍼治療と自身でのツボ押しの組み合わせによる単群の介入試験を行った結果、安静時の収縮期ならびに拡張期血圧が低下する傾向が認められたが有意な降圧効果は認められなかった。また、4週間の自身でのツボ押しによる無作為化比較試験の結果、介入群、対照群共に家庭血圧測定による収縮期ならびに拡張期血圧が低下する傾向が認められたが、有意な降圧効果は認められなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ツボ押しによる降圧効果について、これまで長期的な介入による検討を行った研究はな。保険急の学術的意義は、4週間の自身によるツボ押しの降圧効果についてランダム化比較試験により検討した点である。今後はツボ押しの回数や刺激量、そして介入期間等の改善を行った上で、更なる検証が必要である。 また、本研究はオンラインによる非多面形式で全てのプロセスを実施し、ツボ押しの降圧効果について検討した。このようなエビデンスが蓄積することにより、今後の少子高齢社会やアフターコロナ社会において有用なセルフケアのエビデンスとなることが期待できる。
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