研究課題/領域番号 |
19K17039
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52020:神経内科学関連
|
研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
北澤 悠 横浜市立大学, 医学研究科, 客員研究員 (10829245)
|
研究期間 (年度) |
2024-01-17 – 2026-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
|
配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
|
キーワード | 非けいれん性てんかん重積 / 脳波ヘッドセット / 脳波モニタリング / 迅速簡易脳波モニタリング / 非けいれん性てんかん重積状態 |
研究開始時の研究の概要 |
非けいれん性てんかん重積状態(non-convulsive status epilepticus: NCSE)は,救命および脳機能温存の観点から的確かつ迅速な診断が必要とされる.しかし,診断に必須な脳波検査は,人的資源不足や時間的制約により検査開始が遅れ,さらに所見の判読に時間を要することで,結果的に診断および治療開始が遅延することが大きな問題となっている.本研究では,この問題を克服すべく,脳波ヘッドセットを用いた簡易脳波モニタリングを導入し, NCSEの早期かつ高感度の検出および早期治療介入を図り,将来的にはNCSE患者の神経学的予後および生命予後の改善を目指すものである.
|
研究実績の概要 |
2019年度は,所属先での診療実績に基づき,非けいれん性てんかん重積状態(non-convulsive status epilepticus: NCSE)発生件数を調査した.その結果,1~3名/月であり,その殆どが検査技師による迅速標準脳波検査が施行できていなかった.これに対し迅速簡易脳波モニタリングを施行すべく.日本光電社製脳波ヘッドセットAE-120A,消耗品である使い捨て電極を30名分購入した.また解析用のPCを購入した.また研究成果発表および情報収集を目的とし,第53回日本てんかん学会学術集会,第73回米国てんかん学会学術集会に参加した.実臨床での測定については脳波計の工面に難航し,その後,COVID-19流行に伴う診療制限により,研究を予定通りに施行することができなかったが,新たに購入した機器により1名の患者で迅速簡易脳波モニタリングを施行することができた.今後,検査件数を増やし,精力的に取り組みたい.
|