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血中不飽和脂肪酸の恐怖神経回路活動抑制作用とPTSD予防効果の検討

研究課題

研究課題/領域番号 19K17069
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分52030:精神神経科学関連
研究機関北里大学

研究代表者

井上 朋子  北里大学, 医学部, 助教 (10595169)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワードPTSD / 不飽和脂肪酸 / 恐怖神経回路活動抑制 / PTSD予防効果 / PTSD予防効果
研究開始時の研究の概要

本研究では、外傷患者を対象に、受傷当時の血中ω3-不飽和脂肪酸とω6-不飽和脂肪酸の含有比(ω3/6値と略す)とその後のPTSD、不安症状の関連を検討する。(1)外傷による救急搬送患者の血中ω3/6値と、事故1か月後及び3か月後時点でのPTSD症状、うつ・不安症状、生活の質(QOL)の関連を分析する。(2)受傷状況、重症度による血中脂肪酸の比率および精神症状との関連に違いがあるか検討する。(3)事故後の精神症状を低減させるω3系/ω6系脂肪酸の種類、および最適な比率を割り出し、動物研究での知見と比較する。食事のω3/6値をコントロールすることで、PTSDの予防可能性につなげるための検討を行う。

研究実績の概要

救急搬送された様々な外傷患者や、災害の被災者などに対して、被害の直後に食事を通じてω3/6値をコントロールすることによって、 その後のPTSDなどの不安症状を予防できる可能性について検討することを目的とした研究を企画した。2019年度は、上記研究について院内の倫理委員会への申請を行い、7月25日に承認され、8月より以下の手順で症例収集を開始した。①入院時に、該当患者に研究についての説明と協力依頼を行い、同意が得られた場合には、血中脂肪酸項目の解析を行う。②身体的な初期治療を終え、事故後1ヶ月までの間に担当医が面接可能と判断した患者に対して面接を行い、精神疾患を診断するための構造化面接(M.I.N.I.)を実施する。③事故発生より1か月後、3か月後に質問紙票を郵送し、記入後に返送を求める。入院中の患者については、質問紙を手渡し回収する。
2020年度は、新型コロナウイルス感染症流行を鑑み、症例収集を中断した。オンライン面接を取り入れた研究計画に変更し、院内の倫理委員会で承認を得た。オンライン面接を導入して症例収集を再開するため、研究計画変更に伴う同意説明文書の変更手続きや必要機器の購入・設定などの準備を行った。
2021年度は、関係各所に本研究についての説明と協力依頼を行い、症例収集を開始した。また、共同研究者のメンバー数人で症例収集チームを結成し、チーム内での情報共有や症例収集方法について模索した。
2022年度は症例収集を再開し総計61名から同意を得ることができた。データ入力も開始した。また、国立精神・神経医療研究センター(NCNP)と協力してデータ解析行うこととし、院内の倫理委員会でその旨承認を得た。
2023年度は、データ解析を行い、共同研究施設のNCNPの研究者と結果解釈について議論し、解析を随時追加して論文作成にも着手した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

論文完成を目指したが、解析を追加する方針となったため。

今後の研究の推進方策

必要に応じてデータ解析を追加し、論文を作成する。

報告書

(5件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-12-25  

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