研究課題/領域番号 |
19K17094
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52030:精神神経科学関連
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研究機関 | 和歌山県立医科大学 |
研究代表者 |
奥平 和也 和歌山県立医科大学, 医学部, 助教 (70644087)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2022年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 電気けいれん療法 / 再発 / 気分障害 / 統合失調症 / 炎症・酸化ストレスマーカー |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、気分障害と統合失調症における神経炎症・酸化ストレスに着目し、電気けいれん療法の再発予測因子を探索する。 本研究で電気けいれん療法術後の精神症状の再燃を予測する臨床指標、生物学的指標が明らかになれば、再発のハイリスク患者について重点的なフォローアップ体制をとり、再発予防あるいは再発時の早期介入が可能となる。
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研究成果の概要 |
ECTによる末梢血炎症・酸化ストレスマーカーの変化を検討した。ECT前後で炎症マーカーであるsIL-2Rが減少した。ECT前後で抗炎症作用のあるEPAとDHAが増加した。ECT前後で抗酸化ストレスマーカーである25OH-VitDが増加した。 これらの結果はECTの抗炎症作用、抗酸化ストレス作用を示唆している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の結果はECTの抗炎症作用、抗酸化ストレス作用を示唆しており、統合失調症と気分障害におけるECTは、生物学的に抗炎症作用、抗酸化ストレス作用を介して、精神症状の影響を与える可能性がある。 この研究成果は電気けいれん療法の再発予測因子に至る重要な知見となりうる。
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