研究課題/領域番号 |
19K17121
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52030:精神神経科学関連
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研究機関 | 久留米大学 |
研究代表者 |
千葉 比呂美 久留米大学, 医学部, 講師 (60648137)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 怒り / 攻撃性 / complex PTSD / Complex PTSD / 複雑性PTSD / 怒り・攻撃性 |
研究開始時の研究の概要 |
児童虐待やドメスティック・バイオレンス,繰り返される性暴力など,人の心に大きな傷を残すような被害を受けた場合,感情面が不安定になったり,怒りが爆発して攻撃的になったりすることがあります。この研究では,怒りや攻撃性が感情のコントロールや対人関係問題などの複雑性PTSD症状に及ぼす影響について調べることを目的としています。この研究の結果は論文として公表される予定であり,将来のこの分野の診断や治療に役立つことが期待されます。
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研究実績の概要 |
複雑性PTSD(ICD-11での正式名称はcomplex Posttraumatic stress disorder)と怒り・攻撃性との関連について研究を進めてきた。 令和5年度は,昨年度までの実績をふまえ,児童期の複雑性PTSD症状についてスクリーニングを行う尺度である思春期の広汎心的外傷スクリーニング尺度 Global Psychotrauma Screen for teenagers (GPS-T)日本語版の作成を計画・実行している。18歳の男女計400人を対象としたオンライン上大規模アンケート調査を行い, 現在, データ収集まで終了している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
現在までに複雑性PTSD(ICD-11 ではcomplex PTSD)に関する論考について,論文発表や学会発表を行っている。現在,思春期の広汎心的外傷スクリーニング尺度 Global Psychotrauma Screen for teenagers (GPS-T)日本語版の作成に向けて解析と論文作成を行っている。
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今後の研究の推進方策 |
本年度行った大規模アンケート調査の分析結果をもとに研究成果としてまとめ、成人のみならず思春期臨床の分野へもcomplez PTSD及び怒り・攻撃性をはじめとした関連症状への理解を広めるべく、これまでの研究実績と合わせ周知していく活動を行いたい。
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