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超低侵襲を可能にする新規の体液診断マーカーを併用した放射線治療の開発

研究課題

研究課題/領域番号 19K17140
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分52040:放射線科学関連
研究機関神戸大学

研究代表者

川口 弘毅  神戸大学, 医学部附属病院, 医員 (60781820)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワードエクソソーム / バイオマーカー / miRNA / 放射線治療
研究開始時の研究の概要

がんの克服に早期発見が重要な要素であり、これには検診が重要なツールとなる。特に乳癌では若年で発症のピークがあるが、現状は多忙などを背景とした検診などの受診率の低さや、マンモグラフィなどの現行の検診ツールにおいても診断能の限界に問題がある。これら問題を解決すべく、エクソソームに内包されるmiRNA、タンパクなどに着目し、既知および新規のマーカーについて診断ツールとしての有用性を探索し、また血液だけにとらわれず広く体液を対象としてより簡便な手法の開発も目指す。

研究成果の概要

エクソソームは血液をはじめとする体液中に存在する。これは正常細胞にもがん細胞にも存在し、両者に存在するエクソソームの違いを検出することでがん診断のツールとして用いる試みが行われている。我々は涙液に注目し、これを診断のツールとして用いることができれば低侵襲ながん診断のツールとして用いることができると考えた。本研究では乳がん患者において涙液ががん診断および予後予測に用いることができる可能性を見出した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究ではエクソソームに着目して涙液をがんの診断および予後予測におけるツールとして利用できる可能性を初めて示した。これまで血液などが主体であった診断手法が、広く涙液を用いることができれば、自宅でも簡便に施行可能なキットへの開発に結び付けることも可能になりうると考えられる。このことは検診受検率の上昇、がんの早期発見および診断治療、ひいてはがんにおける全体的な生存率向上に寄与できる可能性を秘めており、その社会的意義は高いと考える。

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Oncogenic miRNAs Identified in Tear Exosomes From Metastatic Breast Cancer Patients2020

    • 著者名/発表者名
      INUBUSHI SACHIKO、KAWAGUCHI HIROKI、MIZUMOTO SACHIKO、KUNIHISA TOMONARI、BABA MOTOI、KITAYAMA YUKIYA、TAKEUCHI TOSHIFUMI、HOFFMAN ROBERT M.、SASAKI RYOHEI
    • 雑誌名

      Anticancer Research

      巻: 40 号: 6 ページ: 3091-3096

    • DOI

      10.21873/anticanres.14290

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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