研究課題/領域番号 |
19K17150
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
萩原 彰文 順天堂大学, 医学部, 准教授 (20768535)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | MRI / Na MRI / てんかん / FCD / CEST / synthetic MRI / Focal Cortical Dysplasia / Synthetic MRI / quantitative MRI / Multi-parametric MRI / 脳 / Deep Learning |
研究開始時の研究の概要 |
てんかん焦点の同定は手術結果の向上に重要であるが、MRIなどの非侵襲的な方法では30%の患者で同定できず、頭蓋骨に穴をあける侵襲的な脳波検査が実施されることが多 い。そこで本研究では、Multi-Parametric定量MRI手法を開発し、脳統計画像解析やDeep Learning等の手法を用いて従来法MRIにて同定困難なてんかん焦点を検出する低侵襲で客観的な手法を確立することを目的とする。
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研究成果の概要 |
てんかんは神経細胞の過剰な電気的興奮により引き起こされる疾患であるため、一般的に行われている1Hを用いたMRIではなく、23Naを用いたNa MRIによりてんかん焦点の検出力の向上が期待できる。そこで本研究では、従来法MRIにて同定困難なてんかん焦点を検出する低侵襲で客観的な手法を確立することを目的として、Na MRIを加えた新規Multi-Parametric定量MRIを開発することを目的として行った。Na MRIのdouble half-echoやH MRIとの同時撮像、てんかん疾患であるFCDの病態解析などの成果を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Na MRIの撮像時間短縮を目的としたdouble half-echo撮像の実装やNaとH MRIの同時撮像を達成した。Na MRIは通常のH MRIと別のコイルで別途撮像することが必要であり、それが臨床導入を妨げていた。本研究により、Na MRIの臨床普及を進める素地が整えることができたと考えられる。また、FCDのMRIによる病態解明を行ったことで、今後MRIによるFCDの検出力を向上させる検討の素地を整えることができたと考えられる。
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