研究課題/領域番号 |
19K17169
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
モハメド モハメド 神戸大学, 医学研究科, 外国人研究員 (00833378)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | PDXマウス / 放射線増感 / がん / がん幹細胞 / 頭頸部がん / Radiation response / cancer stem cell / PDX mouse |
研究開始時の研究の概要 |
我々は、患者個別のがん幹細胞を確認し、前臨床試験モデルとして、患者由来のがん組織をマウスで増殖させるPDXモデルを作製に成功した。このPDX腫瘍モデルは、患者由来の新鮮な腫瘍組織を用いて、従来のがん細胞株をヌードマウスに移植した動物モデルでとは全く異なる特徴を持ち、より実臨床に近い重要な情報を検討する。本研究では、頭頸部がん症例からの腫瘍組織を採取し、放射線感受性と、ヒトがん免疫応答を再現できる新規動物実験モデルを開発し、がん幹細胞や、その他の免疫応答に関連する新たな腫瘍抗原の探索など新規の放射線免疫療法の開発に取り組む。
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研究成果の概要 |
放射線治療の効果を予測するシステムは確立していない。我々は患者由来のがん組織をマウスで増殖させるPatient-Derived Xenograftモデル(PDXモデル)を作製に取り組んできた。このPDX腫瘍モデルは、患者由来の新鮮な腫瘍組織を用いているため、従来のがん細胞株をヌードマウスに移植した動物モデルでとは全く異なる特徴を持ち、より実臨床に近い重要な情報を検討できる。乳がんや大腸がん等の様々ながん種の患者のがん組織を超免疫不全マウス(NOD/SID/IL2rgKOマウス:NSG)に直接移植し、放射線治療の効果を判定することを試みた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
放射線治療の効果を治療前に予測することが可能になれば、がん治療の治療選択にも役立ち、より低侵襲な治療を提供することが可能である。しかしながら現況では、組織型や文化度など、僅かな判断基準があるだけで実際には効果予測は難しい。近年登場したPDXマウスモデルは患者の組織を直接NSGマウスモデルを用いて直接再現できるため、新たな診断ツールになりえると思われる。我々は乳がんや大腸がんではそのモデルの作成に成功し、放射線効果を判定することを試みた。今後さらに多種類のがん組織を用いて、本システムが実用可能かを判定していく。
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