研究課題/領域番号 |
19K17185
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 |
研究代表者 |
赤松 剛 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 放射線医学総合研究所 先進核医学基盤研究部, 研究員(任常) (00726557)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | PET / ファントム / 密封放射線源 / 核医学 / QA/QC / 放射線 / Na-22 |
研究開始時の研究の概要 |
これまでにない形状(例えば中空ドーム型、柔軟なチューブ型、円柱多孔型)に半減期が比較的長い放射線源(例えば22Na)を密封することにより、PET装置品質保証・品質管理(QA/QC)用の新しいファントムの開発を目指す。上記ファントムを開発できれば、(1)いつでもどこでも誰でも同じようにPET装置のQA/QCができるようになり、利便性と再現性が飛躍的に向上する(2)円筒形状ではない次世代のPET装置にも適用できる任意形状のファントム製作が可能になる(3)開発したファントムを製品化することにより、核医学分野(PET/SPECT)のみならず、他分野(例えば放射線計測分野)への応用も期待できる。
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研究成果の概要 |
陽電子(ポジトロン)を放出する放射線源(Na-22, 半減期2.6年)とエポキシ系樹脂を混ぜあわせて独自の形状に密封したPET(positron emission tomography)装置用ファントムを開発した。開発したファントムの放射能均一性と耐久性に問題がないことを確認したうえで、小動物用PET装置、乳房用PET試作機、頭部用PET試作機などの複数のPET装置の評価検証に応用し、その有用性を報告した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
液体状の放射線源を手動で封入する(従来方法)必要がなくなり、いつでもどこでも誰でも同じようにPET装置の品質管理・品質保証(QA/QC)ができるようになった。PET用放射線検出器の評価検証にも応用でき、次世代核医学イメージング装置の研究開発を加速することができた。
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