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更なる低侵襲化の為の乳癌センチネルリンパ節転移CT判定法とリンパ解剖の解明

研究課題

研究課題/領域番号 19K17190
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分52040:放射線科学関連
研究機関弘前大学

研究代表者

藤田 環  弘前大学, 医学研究科, 客員研究員 (80791722)

研究期間 (年度) 2020-02-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワード乳癌 / センチネルリンパ節 / CTリンフォグラフィー / SLN / CT-LG
研究開始時の研究の概要

乳癌において「センチネルリンパ節」というリンパ節への転移の有無は治療方針を決定する上で非常に重要である。本来ならば転移の有無を確かめるためにはリンパ節を取り出す手術(生検)が必要だが、身体に負担がかかる。この研究は生検よりも身体への負担が小さいCT検査のみで転移の有無を判別する方法を確立することが目的である。これが確立されれば、乳癌の手術前に行われる一連の全身検査で転移についての情報を得ることが可能となり、より早く治療方針を計画できると考えられる。

研究成果の概要

当施設での乳腺センチネルリンパ節(以下SLN)CTリンフォグラフィーを用いてSLNやリンパ管のサイズ・径、造影の程度を調査した。統計学的手法を用いて転移の有無とSLN造影の程度について、転移の有無とリンパ管造影の程度について傾向スコアを作成、Receiver Operatorating Characteristic(ROC)曲線のP値は0.174だった。本研究では転移の有無予測は困難だったが、転移の有無とSLNの要素/リンパ管の要素をそれぞれ単独で比較するよりも、転移の有無とSLNの要素&リンパ管の要素を組み合わせて比較する方がROC曲線下面積が大きく、有用な可能性が示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究ではSLNの体積・造影の程度、リンパ管の最大径・造影の程度からは転移の有無を予測することが困難という結果であったが、転移の有無とSLNの要素/リンパ管の要素をそれぞれ単独で比較するよりも、転移の有無とSLNの要素&リンパ管の要素を組み合わせて比較する方が転移予測に有用な可能性が示唆された。本研究では様々な組織型・ホルモン受容体が含まれていたため、原発巣の状態がSLN転移の有無に大きく関与していた可能性がある。組織型やホルモン受容体別に検討できればSLN体積やリンパ管径でSLN転移の有無を予測することが可能かもしれないが、そのためにはより多くの症例を集めた検討が必要と考える。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-01-30  

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