研究課題
若手研究
頭頸部癌への化学放射線治療では重度の粘膜傷害が起こり食事摂取困難や生活の質の低下などの悪影響を及ぼす。口腔咽頭カンジダ症の合併は粘膜傷害を悪化させるため、その予防により粘膜傷害を軽減できると考えられる。後天性免疫不全症候群や造血幹細胞移植前の患者に抗真菌薬のフルコナゾールを予防投与することでカンジダ症が減少するため、頭頸部癌への化学放射線治療においても予防効果が期待できる。本研究は医師主導治験であり、頭頸部癌患者を対象として化学放射線治療に高用量のフルコナゾールを併用することが口腔咽頭カンジダ症と粘膜傷害の予防、ならびにQOLの維持に繋がるかを検証する。
2019年度は特定臨床研究「フルコナゾール投与による口腔粘膜炎の予防を目的とした臨床試験」の準備にあたり、臨床研究推進センターと共同でデータ入力システムの構築および論文作成を行った。2019年度末に研究代表者が精神疾患を発症し2020年度は研究活動を休止していた。2021年1月末をもって研究代表者が退職することとなり、廃止申請を行った。
すべて 2020 2019
すべて 雑誌論文 (4件) (うち国際共著 1件、 査読あり 4件、 オープンアクセス 4件)
Clinical and Translational Radiation Oncology
巻: 20 ページ: 13-18
10.1016/j.ctro.2019.10.006
BMC Cancer
巻: 20(1) 号: 1 ページ: 66-76
10.1186/s12885-020-6559-3
Journal of Radiation Research
巻: 60(2) 号: 2 ページ: 249-256
10.1093/jrr/rry106
Acta Neuropathologica Communications
巻: 7 号: 1 ページ: 119-119
10.1186/s40478-019-0774-7